「海外に住みたい」
そうノートに書いたあの日から、私の中で少しずつ何かが動き始めていました。
英語を学び、チャンスを逃し、それでも挑み続けた数年。
その積み重ねが、ある日ついに「現実」になったのです。
🌍 英語を使う環境に飛び込んだ日々
海外のプロジェクトに参加できることになりました。
アメリカの顧客、韓国の顧客とのやり取り。
英語での会議、資料作成、報告…。
正直、最初はどう討議していいか分かりませんでした。
だから私は、毎回の会議前に
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討議したい内容をすべて書き出す
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それぞれの内容を、英語でどう説明するかテキスト化する
という準備を徹底しました。
この地道な工夫のおかげで、会議中に聞き忘れることも減り、
少しずつ英語の話し方・伝え方の“型”が自分の中にできてきました。
仕事で使う英単語は限られている。
繰り返し聞き、使っていくうちに
顧客との意思疎通もスムーズに。
「最初は経験がなくて当たり前。でも“やりたい”なら、やってみる!」
これこそが、成長への道だと実感したのです。
✈️ 忘れかけた頃に、再び「赴任」の話が…
そんなある日、ドイツの顧客先で
再び「海外赴任」の話が浮上してきました。
その拠点には過去に赴任者がいましたが、しばらく途絶えていたポジション。
「今度こそ、自分が行きたい」
そう思った私は、直属の上司(課長)に希望を伝えました。
…が、一向に話が進む気配がありません。
🧩 チャンスは「待つ」ものではない
おそらく、上司にとってはチームの維持が優先事項。
私が抜けると体制が崩れる。
だから、いくら私が希望しても「押して」くれていなかったのでしょう。
「このままでは、またチャンスを逃す」
私は焦りを感じていました。
🎯 だから、決定権者に“直接”伝えた
ある日、現行プロジェクトの進捗を部長へ報告する機会がありました。
その場で、私は意を決してこう言いました。
「ぜひ、私をドイツに赴任させてください。
お客様の信頼を獲得し、プロジェクトを成功させます!」
部長がその時どう思ったかは分かりません。
でもその後、**「あなたを赴任者に決定した」**という連絡が届いたのです。
🎉 あの日の夢が、ついに現実になった
本当に、心の底からうれしかった。
自分が書き出した「海外に住みたい」という願い。
あこがれだった「英語を使って働く生活」。
すべてが、目の前の現実になった瞬間でした。
🪜 なぜ、現実になったのか?今振り返って思う5つのステップ
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なりたい未来を言葉にして、書き出した
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英語学習やプロジェクトへの立候補など、自分にできる行動を重ねた
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その姿を見た周囲が、チャンスを与えてくれた
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でも周りに任せきりにせず、自分の思いを“直接”決定者に伝えた
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赴任が決定された
💡 思考→行動→変化→現実化
自分が行動すれば、
次のステップに進むための情報や機会が“目の前に現れる”。
その情報に手を伸ばし、小さな挑戦を続けていく。
やがて、それは現実の変化につながる。
🔁 人はコントロールできなくても、自分の行動は変えられる
他人を動かすことはできない。
でも、自分の行動は変えられる。
自分が変わると、周りも変わる
自分が本気で動けば、周りが「この人に任せよう」と感じる
それは、私が“書いた夢”を現実に変えたプロセスそのものでした。
🔚 最後に一言
「思考は現実化する」
それは“スピリチュアルな話”ではありません。小さな思考を持ち、言葉にし、行動にし、周囲を動かす。
その積み重ねが、現実になる力を育てていくのです。
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