いまの私が「思考は現実化する」と言ったら、
それなりに説得力があるかもしれません。
でも、それは19年前、ある“不安”から始まった実験でした。
2005年、私は28歳。
結婚式を控えた年末。表向きは「幸せの絶頂」にいるはずでした。
でも、心の奥には大きな違和感と不安がありました。
私は当時、転職して4年目。
23歳の春から、ある会社でひたすら働き続けていました。
朝9時に出社し、夜中2時に独身寮に帰宅する日々。
土日も気が抜けず、先輩や上司が出社していれば自分も行くのが当たり前の空気。
常に寝不足。ふと気づくと「なんだか髪の毛が細くなった気がする…」。
そんなある日、不安が襲ってきました。
「このまま働き続けたら、俺の体はいつ壊れるんだろう?」
「病気になったらどうなるんだろう?」
「頑張って万が一、体が壊れたら、誰が私の人生を保証してくれるのだろう?」
会社のためにと思って働いていたけれど、
結局ボロボロになった身体を支えるのは自分自身しかいないんですよね。
さらに結婚後も状況は変わらず。
新婚なのに、私は夜中2時帰宅。
妻は毎晩、電気をつけたまま私の帰宅を待ってくれていました。
それが半年以上、続きました。
私は心のどこかで思っていました。
「このままではダメだ」
「何かを変えないと、人生が壊れてしまう」
📚そして、最初に起こした行動
そんなとき、私は初めて**“行動”を起こしました。**
「私の悩みなんて、ちっぽけなはず」
「何億人もの人が過去に同じような悩みを抱えてきたはず」
「だったら、その解決策を探せばいいだけじゃないか」
でも、身近にこのような悩みを打ち明ける人が居るわけでもなく…
同じ悩みを持つ人は見つかりませんでした。
だから私は思ったんです。
「本を読もう」
昔の人が、同じような悩みにどう向き合ったか。
それを学べば、何か道が開けるかもしれない。
🚪それが、私の「思考→行動→現実化」の最初のドア
このとき、なぜそう思ったのかは自分でもわかりません。
でも、「じゃあ本屋に行こう」とふと思って、足を動かした。
この行動こそが、今振り返ると奇跡のような一歩だったと思っています。
📝最後に一言
「誰かに解決してもらう」のではなく、
「自分で答えに近づくための問いを持った」それが、私の人生の中で一番最初に現実を変え始めた“思考”だったのかもしれません。
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